「火花」又吉直樹

投稿者: | 2017年6月1日

「火花」又吉直樹

私は本が読むのが遅い方だけど
とても読みやすく3時間ほどで読了した。

始めは全く興味がなかったけど
芥川龍之介賞受賞をしたから興味が湧いた。

どうせ名前で受賞したんだろぅと思ってた。

私の偏見で低い評価だったけど
思ったより面白かった。

たぶん、普通に期待して読んではいけない気がする。

お笑いに対しての青春や情熱が書かれた話。

良くもなく悪くはない感じ。

だけど、普通だからこそ思いつかないだろうなぁと思った部分があった。

普段からテレビで又吉直樹を見てて奇抜な発想だなと思ってたけど
やはり!!って感じだった。

よけい、どんな考えでこの本を書いたのか気になった。

主人公は、売れないお笑い芸人の「徳永」が先輩芸人「神谷」と出会い、弟子にしてもらい、「徳永」が売れてテレビに出るようになり、「神谷」が「徳永」の真似をしだして、「徳永」が「神谷」と距離をおく。そして。借金で「神谷」は逃亡。ある日突然「神谷」が「徳永」の前に現れた。二人が出会った熱海の旅館へ行き、露天風呂につかる。

というのが、めっちゃおおまかな内容。

話の中で登場する人物のお笑い芸人は実際にいるのかね?

主人公「徳永」のようなお笑いに対して真面目でお笑いだけを人生に生きてる人。
先輩芸人「神谷」のような人間離れした発想でいきすぎたお笑いをして生きてる人。

この二人の性格やお笑いに対しての見方ややり方が
一人の芸人としてできる人がいたら凄く面白くて人気な芸人になりそう。

でも、それじゃぁ人間味がなくて面白くなくなりそう。

「天使と悪魔」とか「ジキルとハイド」みたいな
相対するものだから面白いのかも。

あと、「徳永」の真面目さが「神谷」の人間離れした発想が気わたっているのだと思った。

弟子入りの条件が「俺の伝記を書け」。
お笑い芸人だからバイトはしない、でも後輩には食事を奢る。
だけど借金は1,000万円にもなる。
面白いと思って胸をFカップにする。

普通では本当に思いつかないし、思いついても行動はしないよね。

人間は自分大好きだもんね。

尊敬から軽蔑までした「徳永」の心境も凄いな。

だけど、「徳永」が「神谷」に魅かれるのもわかる気がする。

好きなシーンは、
面白いと思って胸をFカップにするところ。
何かするとは思ってたけどまさかとは思った。
その後の露天風呂でもシーンも好き。
想像しやすいし笑っちゃう。

本のタイトルって大体が本文に出たりするけど、なかった。

お笑いに対して火花を散らしてるとかかな。
あと、「花火」=「きれい」の逆文字の「火花」。
それにも意味がありそう。

純文学って定義は難しけど、
お笑いでの青春と愛情、そして才能への嫉妬。
人間の心理状況があって、光と闇があったので、
間違いなく純文学だった

人気過ぎてドラマ化もしてるから
それも気になる。

「劇場」も気になる。

読了前にに比べて
私の偏見は減った気がする。

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